新型出生前診断が受けられる施設
新型出生前診断が受けられる施設が愛知県にいくつかあります。新型出生前診断は妊娠初期の段階から受けることができるので、生まれてくる子どもが健康なのか、何らかの病気を抱えているのかについて事前に知ることができるというメリットがあります。初めて出産に挑む方の不安を取り除くことができるため、ぜひ参考にしてください。
愛知県内にある新型出生前診断ができる医療機関
愛知県内には新型出生前診断が受けられる施設がいくつかあります。自由診療で年齢制限などもなく自由に受けることができるところもありますので、生まれてくる赤ちゃんが健康体かどうかをあらかじめ知ることができます。検査費用も検査の内容によって差がありますので、自分がどのような検査を行いたいのか、また検査のリスクはあるのかについてよく医師と相談してから受けるかどうかを決めるとよいでしょう。
基本的な検査としては、妊婦さんから血液を20ミリリットル程度採取し、その血液から胎児の胎盤に由来するcell-freeの断片を分析します。染色体数を調べることによって、ダウン症などのリスクがあるかどうかを調べることができるため、事前に知りたいという方に適しています。初めて妊娠をされる方や、とくに高齢出産の方は染色体異常が発生するリスクが高まるといわれているため、高齢の妊婦さんは調べておくと安心です。
ダウン症は、800人から1000人のうち1人という割合で出生する可能性があり、妊婦の年齢が上がるとリスクも高まります。もし、検査を受けて陽性反応が出た場合、医師のアドバイスによってさらに確定的な検査を受けることができますし、妊娠初期に残念ながら出産を諦めるという方法も選択することも可能です。愛知県内には、新型出生前診断が受けられる認可施設と無認可施設があります。
新型出生前診断はまだ始まったばかりの制度
新型出生前診断についてご存知ない方も多いかもしれません。日本では2013年に始まったばかりの診断で、愛知県内にある新型出生前診断が受けられる施設は限られています。認可施設と無認可施設がありますので、できたら愛知県内にある認可施設で受けるのが一番安全で確実だといえるでしょう。
認可施設の場合、日本医学会が定めた条件を満たした施設ですので、遺伝カウンセリング体制が整っています。一定水準以上の医療を受けることができますし、臨床遺伝専門家が在籍しているため、安心して診てもらうことが可能です。
しかし、認可施設で新型出生前診断を受けるには、ある一定の条件を満たさなければなりません。これまで染色体異常を持つ子どもを妊娠した経験がある方や、母体血清マーカー検査やエコー検査などで染色体異常症であることが示唆されたケースです。他にも35歳以上で、妊娠10週目以降である場合や、両親のいずれかが均衡型ロバートソン転座を持っている場合であれば、認可施設で検査を受けることが可能ですので、該当する場合は検査を受けられた方がよいかもしれません。
ただ健康保険や医療費控除の対象外となりますので、実費で検査を受ける必要があります。費用も15万から20万程度かかりますので、高額な検査費用がかかっても念のために検査を受けておきたいという方のみ、受けられた方がよいでしょう。
無認可施設は条件なしで受けられる
愛知県内には新型出生前診断が無認可で受けられる病院がいくつかあります。条件なしで受けることができるため、35歳以下の若い妊婦さんも診断を受けることができるというメリットがあります。とくに35歳以下の妊婦さんの場合、年齢制限に引っ掛かって診断を受けたくても受けられないというケースも多くありますので、どうしても受けたい場合は無認可の病院で検査を受けてもよいかもしれません。
愛知県内にはいろいろな医療機関があり、性染色体や微小欠失、全ゲノム検査など他の医療機関では検査を行っていない細かな項目までしっかりと調べてくれるところもありますので、詳細に調べたいという方のニーズに応えてくれることでしょう。無認可だと、きちんとした検査ができないのではないかと不安になる場合もありますが、認可の場合よりもサービス内容も濃く、検査項目も多いという場合もありますので、いろいろな医療機関を事前に調べておき、どこで受けるのが一番ベストなのかを比較しながら決めると失敗がありません。
口コミサイトなども参考にして、実際に受けられた方の評価などもしっかり調べておくとよいです。診断の結果もメールや手紙などで送ってくれるサービスもありますので、わざわざ結果を聞きに医療機関に足を運ぶ必要もありません。無認可の場合、産科的な対応ができないこともありますので、陽性が出た場合はその後の措置をどうするのかについて、専門的な医療機関に相談するようにしましょう。
愛知県内には新型出生前診断ができる認可施設、無認可施設があります。認可の場合はある一定の条件を満たさないと診断ができませんが、無認可の場合は条件を満たさなくても診断を受けることができます。高齢出産や染色体異常のリスクがある場合は、診てもらうとよいかもしれません。