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新型出生前診断を受けたらダメなの?倫理的問題に直面する人々の葛藤

公開日:2022/01/15  最終更新日:2022/03/04

出産する前に染色体異常の有無を知ることができる新型出生前診断ですが、倫理的にどうなのかと疑問に感じているかもしれません。出産前に知っておきたいのは、親としてどういう思いがあるのか、その点から新型出生前診断を受けることに反対している人たちもいるようです。新型出生前診断は、倫理的に受けてはいけない検査なのでしょうか?

出生前診断は「命の選別」?

新型出生前診断は「命の選別」に拍車がかかるから、と反対している団体もあるといいます。新型出生前診断により、障害があると判明した場合に産むことを選択しない、中絶することになるとすれば、それは障がい者の排除にほかならないということのようです。つまり、新型出生前診断は産むか産まないかを選択する検査であり、それが命の選別だと主張しているのでしょう。

確かに、新型出生前診断で染色体に異常があると結果が出た妊婦さんが、出産せず赤ちゃんを諦めてしまう選択をすることは少なくないそうです。さまざまな事情があってのことだと察しますが、決して安易な気持ちで決めたわけではないはずです。

また、障害のある子だと判明しても、出産し育てていくことを決めた方はいるうえ、そういった経緯で生まれたお子さんもご両親や家族の愛情をたっぷり受けてすくすくと成長しています。そのようなケースの場合、新型出生前診断は生まれる前の心と環境の準備を整えることに大切な意味があったと、親御さんはいいます。

新型出生前診断は、決して中絶前提の検査ではないうえ、検査を受けることは命の選別には当たるとは言い切れません。ただし、新型出生前診断は安易な気持ちで受けるのではなく、結果が出た後のことを真剣に考えたうえで受けることが大切でしょう。

簡単に受けられるからこそ真剣に考えるチャンス

出生前診断には、確実に染色体異常があるかどうかを確認できる「確定診断」もありますが、こちらは母体にも胎児にもリスクがある検査のため、最初からこちらの検査をすすめられることはないようです。

妊婦さんから採血して検査したり、エコーで確認したりするなど、母体にも胎児にも負担がかからない検査である「非確定検査」なら気軽に受けることができるうえ、まずこちらから受けることになるでしょう。非確定検査の中でも、新しい診断方法の新型出生前診断は、精度も高いため診断を受ける妊婦さんも年々増えているといいます。

ただ、診断結果が出た後のことまで考えてから受ける方は、そう多くないのかもしれません。簡単な検査だからとりあえず受けておく、新型出生前診断を受けるのはそんな軽い気持ちからという方もいるでしょう。しかし、簡単に受けられるからこそ、「万が一」の結果が出たときのことも真剣に考えるチャンスではないでしょうか。

複雑に絡む倫理的問題

出生前診断は倫理的に問題があるのではないかと、議論が絶えることはないようです。出生前診断の本来の目的はというと、出生前に胎児の状態や疾患を調べ、最適な分娩方法や療育環境を検討することだといわれています。

しかし、実際には「出産するかどうか」を決めるために出生前診断を受ける人は多く、病気や障害のある赤ちゃんを受け入れるための準備をするわけではないようです。日本でこのようなことが起こる理由は、日本の法規範が関係しているといわれています。

刑法の堕胎罪と母体保護法

日本の現行の刑法では堕胎は原則違法なのですが、「母体保護法」により人工妊娠中絶が認められる場合もあります。

・妊娠の継続又は分娩が身体的又は経済的理由により、母体の健康を著しく害するおそれのあるもの
・暴行若しくは脅迫によって、又は抵抗若しくは拒絶できない間に姦淫されて妊娠したもの

このような事情があれば限定的に人工妊娠中絶は認められていますが、これらは母体の状態のみであり、胎児の状態には言及していません。ただし、実際には胎児の状態によっては、母体の健康を著しく害する恐れがあるということで、人工妊娠中絶が行われています。

母体を著しく害する恐れとは、身体的、あるいは経済的な理由によるものとされています。つまり、堕胎法では中絶は犯罪になりますが例外があり、その例外で中絶が行われているということ、人工妊娠中絶を可能にするのが、胎児の状態「命の状態」を知ることができる出生前診断なのです。

世界的にSDGsやSRHRといった潮流の変化が起こっている今、障害を理由にして中絶を認めるという問題は、重要で非常に難しいことであることは間違いありません。

実際に選択をした人たちの意見を聞いてみよう

赤ちゃんがどのような障害を抱えていたとしても、生まれてきたことに感謝し受け入れて育てる、そのような考えなら出生前診断を受けることはないかもしれません。しかし、可能性があるのなら生まれてくる前に知っておきたいと考え、受ける人もいます。

多くの親御さんがウチの子は大丈夫、そう信じて検査結果を待つだろうと思いますが、「選択」をしなければならない結果なら、パニックになって今後のことも考えられないかもしれません。

もし自分が出生前診断を受け選択を迫られることになってしまったら、実際に選択した人たちの意見を聞いてみましょう。経験者から意見を聞くことは、選択をするうえでも非常に参考になるはずです。可能なら、出生前診断を受ける前に、選択を経験した人たちの意見を知っておくことをおすすめします。

 

新型出生前診断は簡単に受けることができ、精度も高い検査です。それゆえに、命の問題を軽く扱っていると思われがち、倫理的にどうなのかと問題になることも多いです。出生前診断を受け、結果的に命の選択をすることは違法ではありませんが、精神的に大きな負担がかかるものです。夫婦、家族で話し合うのはもちろん、経験者の意見を参考にしたり、専門家のカウンセリングを受けたりすることもおすすめです。

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