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高齢出産はリスキー?出生前診断を受けたほうがいい?

公開日:2021/08/15  最終更新日:2021/11/18

日本では晩婚化が進み、女性の結婚する年齢が30代以降ということも珍しくなくなりました。30代で結婚すれば、当然ですが妊娠・出産も30代以降、いわゆる高齢出産ということになります。高齢出産はリスクが高くなるといわれていますが、それは本当なのでしょうか?また、高齢出産にあたるなら出生前診断を受けるべきなのか、解説します。

高齢出産とは

高齢出産とは、何歳からを指すのかご存じでしょうか?30代になったら、30代半ばから、40代からではないかなど、いろいろな意見があるかもしれません。はっきりいうと、高齢出産という言葉は医学的に使われることがありません。

医学的には、日本産婦人科学会において35歳以上で初めて出産する女性を高齢初産婦と呼んでいることから、一般的には35歳以上で初めて出産することを高齢出産としています

また、初産婦の35歳以上と、すでに出産経験のある経産婦の場合で40歳以上の妊娠を高齢妊娠としています。日本では昭和の時代の初め頃まで、10代で結婚し出産する女性も珍しいことではなく、30代で初めて出産する人の方が珍しかったのかもしれません。

近年高齢出産が増加している日本では、1990年代に数%だった高齢出産が2010年には20%台になり、2019年には約30%にもなったといいます。出産した女性の3~4人に1人が高齢出産だということを、10代で子どもを産んでいた昔の人が聞いたら、どんな感想を持つでしょうか?

高齢出産がもたらすリスク

若い年齢で出産する場合とは違い、高齢出産には複数のリスクがともなうものだといわれていますが、どのようなリスクがあるのか説明しましょう。

産科合併症

妊娠することにより、妊娠前には見られなかった病気や体の不調が現れることもあります。高血圧や糖尿病の症状もそうですが、これらは妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病と呼ばれます。

このような妊娠をきっかけとして起こる症状を「産科合併症」いい、これらの合併症は年齢が上がることでリスクも高くなるといわれているようです。しかし、妊娠したら年齢にかかわらず、健康管理には注意する必要があるでしょう。

流産が起こりやすくなる

高齢で妊娠すると染色体の異常が起こりやすく、胎児の健康に問題があることで流産の可能性が高くなるといわれています。ただ、流産は高齢の妊婦だけに起こるわけではなく若くても起こることがあります。その場合も、流産の原因は染色体の異常であることが多いようです。

胎児の心疾患

血流が滞りやすくなることで、胎児に先天的な心臓病の可能性が増えるといわれています。動脈管開存症、心室中隔欠損症、心房中隔欠損症など、呼吸機能や運動機能に問題が生じてしまいます。

ダウン症

高齢出産で、最も心配されるのはこのダウン症かもしれません。ダウン症は染色体の異常により起こります。しかし、高齢の妊娠だけでなく若い人の妊娠の場合でも、ダウン症のような先天性異常を持った子どもが生まれることがあります。

高齢出産はダウン症の確率が高まる?

ダウン症は染色体の異常によって起こる症状で、40歳で妊娠した女性の場合、生まれてきた子どもがダウン症である確率は約100分の1であるという調査結果が発表されているようです。

20歳の女性では確率が1,667分の1、25歳で1,200分の1ということになるため、妊婦が若くてもある程度ダウン症の子どもが生まれているということでしょう。とはいえ、やはり高齢出産の場合の確率は格段に高いようです。

ダウン症とは?

染色体には父親と母親からもらうものがあり、対になって存在し通常は全部で23対、46本の染色体を持っています。しかし、中には21番の染色体が余分にあるケースがあり、これをダウン症と呼びます。

ダウン症の子どもは特徴的な顔つきをしており、平坦な顔やつり上がった目などが特徴で成長がゆっくりであることから、同じ年代の子どもと同じように活動することが難しい場合があるようです。

ダウン症は卵子の老化が原因?

高齢出産でダウン症の確率が高まるというのは本当。年齢とともに卵子も老化してしまうので、染色体に異常が生じやすいのです。老化は肌や身体だけでなく、卵子にも同じように影響を及ぼすようです。

卵子の老化と聞いてもピンとこないかもしれませんが、実は女性の子宮内にある卵子は、まだ母親のお腹にいたときの胎児のときに、一生分が作られているといいます。毎月卵巣から排出される卵子は、後から出てくるものほど卵巣の中に存在する時間が長くなっています。

つまり、老化している卵子ということで、遺伝に関係する染色体やDNAにも影響し、細胞分裂のためのパワーも低下してしまうのです。そのため、ダウン症をはじめとする先天的な異常疾患が起こりやすくなってしまいます。

 

高齢出産ではダウン症のリスクは高くなりますが、ダウン症は出生前診断で可能性を調べることができます。現在は、母体や胎児へのダメージがほとんどなく、精度も高い新型出生前診断を受ける高齢出産の妊婦さんも増えてきているようです。生まれてくる赤ちゃんのために、環境だけでなく気持ちを整えることもできる出生前診断、赤ちゃんの健康が気になる妊婦さんは検査を検討してみてはいかがでしょうか。

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